マーノート

マーは2010年2月生まれの女の子。小1で不登校、発達相談で広汎性発達障害(自閉スペクトラム)と見るべきだと指摘される。ここは「言われてみると自分も」感が満点の父=私のブログ。登場する「キューちゃん」は妻(マーの母)。

母の日作戦

 昨日からマーが「ひみつのさくせん」をもちかけてきていた。

 お誕生会の「サプライズ」を本で読んだときから、プレゼントやお祝いはひみつ作戦をたてて相手をびっくりさせなければならない、と思っているらしいのだ。

 

 三人でお買い物をしている最中に、マーがそっと耳打ちで「プレゼント、何にする?」。

 で、キューちゃんを先に車に帰らせ、私と二人で造花のカーネーションと金メダルを買っておいた。

 プレゼントは、あと、キューちゃん好物のモンブランケーキとホワイトチョコにした。が、それはこの店にはない。どうするか。

 マーの作戦はこうだ。今日の土曜はもう仕方ないので、明日=日曜の母の日当日、午前中にまずマーと私で買い物に出かける。しかし、ばれたらいけない(!)ので、「潮干狩りに行く」と言ってごまかす(なぜ潮干狩りなのかはハテナ)。で、その実は、プレゼント用のモンブランケーキを買いに行く。

 キューちゃんの目の前でのひそひそ話なので、見るからに怪しいのだが、海用品まで車につみこむ念の入れようだ。もちろん、貝を持って帰れるわけはないので、「貝、いなかったよ」というメールまで出す。ーー嘘が下手なのかとても上手なのか。

 で、買ってきたケーキはそれとなく隠しておいて、キューちゃんに「おでかけしてきて、いいよ」ともちかける。土日はいつもキューちゃんお休みデーとして単独おでかけが全く珍しくないので、これは自然。その間に、父ちゃんと二人でパーティーの準備をしよう。

 --と、こういう算段だ。

 

 家で二人になったとたん、マーはきびきび動き出した。

 「さぁ、はじめるよ!」。

 「おかあさん、ありがとう」の張り紙をパソコンで作って貼り、リビングのテーブルの上にプレゼントを入れた紙カバンを置き、造花のカーネーションを飾って、あとは家じゅうのお掃除。

 「私はキッチンをほうきで掃くからお父さんは玄関と廊下をお願いね!」。イヤーマフして掃除機まで出動。一階と二階とをあらかた掃除してしまった。

 

 キューちゃんはもちろん気づいていたし、全く知らないことは携帯電話でしめしあわせておいた。

 夕方に帰宅すると、マーが完璧なサプライズを演じて見せる。キューちゃんは驚き「うゎー、ありがとうー!」の演技。マーのうれしそうな顔。

 「マー、えらかったんだよ」と私もフォロー。ますますご機嫌の得意顔。

 

 その後、ゾロリの本を母子・父子でくりかえし読んでけらけら笑ったり感動したり、ブロックスで団らんしたり、お料理を一緒にしたり。

 

 笑顔でいっぱいの母の日でした。

 作戦中、掃除中、団らん中、お料理中が、「コンプリメントのシャワー」になったのは言うまでもない。

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