マーノート

マーは2010年2月生まれの女の子。小1で不登校、発達相談で広汎性発達障害(自閉スペクトラム)と見るべきだと指摘される。ここは「言われてみると自分も」感が満点の父=私のブログ。登場する「キューちゃん」は妻(マーの母)。

忘れちゃうのかな

 晩ご飯のとき、マーがぽろぽろ涙をこぼしながら言った。

 「かな先生のこと、忘れちゃうのかな。だって、マー、二年生になったら一年生のこと忘れているから、三年生になったら二年生のこと、忘れちゃうよ。かな先生のこと忘れちゃうのかな」。

 かな先生とは教育実習生のこと。今日がお別れ会だったらしい。かな先生が泣いて、マーも泣いてしまったらしい。

 「そうか、かな先生がいなくなって、マーは悲しかった、寂しかったんだね」

 「7月に、先生になるテストがあるんだって。がんばって合格してねってお手紙書いたんだよ」。

 「マーは優しい気持ちがいっぱいだね」。もらい泣きしそうになったら、マーがティッシュで拭いてくれた。「きっと忘れないさ、大丈夫」。

 「じゃあさ、お父さん、これ、大切に片づけておいて。宝物にするんだ。絶対、絶対、大切にするから」。

 先生がお別れの時にくれた栞だった。