マーノート

マーは2010年2月生まれの女の子。小1で不登校、発達相談で広汎性発達障害(自閉スペクトラム)と見るべきだと指摘される。ここは「言われてみると自分も」感が満点の父=私のブログ。登場する「キューちゃん」は妻(マーの母)。

参観日

 ムリしなくていいよと、言い聞かせてはあった。

 なにしろ学校全体がざわざわしている。ただでさえ授業に出続けるのが困難。去年の参観日は途中離脱してしまって、本人もいやだったはずだ。

 

 起床時刻だけ、まちがわずに起こした。本人、いやだいやだとぼやいてはいたが、ふと「よし、がんばる」とつぶやいて出かけた。

 

 その通り、マーはがんばった。

 算数セットで100より大きな数の位取りと計算。マーは難なくこなした。このくらい、プリントでも簡単にやってのけている。が、授業の後半はノートに切り替えることになった。これがマーにはなかなかできない。板書をノートに書き写すというのも困難なようだ。
 多くの子がさっさと算数セットを片付けてノートを出すのに、マーは少し固まってしまっている。先生が机のところえへ来て手伝おうとしても、なかなか手がつかない。一言二言、言葉を交わして、先生は授業に戻った。


 去年はのっけからノートで、たちまち挫折。うしろで見ていた親のところへ来て「つかれた~」、脱力して床に寝転んでしまい、まもなく離脱(最後にもう一度なぜかゴキゲンで参加)。


 今年のマーはちがった。算数セットは出したままでも、きちんと手をひざにおいて座ったまま。
 前のほうにまわって表情をうかがってみると、半泣き。時々涙を拭いている。
 「もういいよ、マーは十分がんばったよ」と声をかけたくなる。
 しかし、マーはがまんしてのりこえた。それどころか、発表の時間になると、手を挙げ始めた。まっすぐピンとではないが、何度も。答えの復唱にも参加しているようだった。

 やがてチャイム。
 先生が机のところへきて、「がんばった、がんばったよ」と声をかけてくれた。
 休み時間、聞いてみると、途中で「がんばる? やすむ?」と声をかけたのだとか。すると本人が「がんばる」と答えたのだという。
 私は涙がこぼれそうだった。家でしているように、だっこして、グルグルして、ぴょんぴょんしてあげたかった。が、最近、外でそれをやると本人がいやがる。
 先生も、ただマーをおいてけぼりにしたのではなかった。ありがとうございました。